2022/01/26
感染対策に大切な新しい生活として、うがい、手洗い、消毒、マスクの着用などが推奨されています。感染対策に欠かせないマスクですが、気をつけないと息苦しくなってお口で呼吸したり、お口が開いたままになっていたりします。お口を開け続けていると、唾液が少なくなりむし歯や歯周病の原因になります。また、歯並びが悪くなる原因になったり、アレルギーやいびきの原因になったりします。マスクを着用しても油断は禁物です。お口を閉じ、お鼻で呼吸をして、体を守りましょう。
口呼吸から鼻呼吸にすることで、次のような作用が期待されます。
・病巣感染症の予防
・ウイルスの侵入を防ぐフィルター効果の向上
・脳の酸素量が増え、脳を活性化させる
・加湿と加温の恒常性を高める
・口の中を潤し、殺菌作用を高める
・シワ、ほうれい線、二重あごの予防
鼻呼吸をするため、
・お口と舌の筋肉を強くしましょう(あいうべ体操、お口遊びなど)
・いつもお口を閉じて、舌は上顎にピッタリくっつけましょう
・食べるときはお口を閉じましょう
呼吸器感染症予防には、
・鼻うがい(サイナスリンス、フローサイナスケアなど)
・上咽頭洗浄(ミサトール・リノローション)
・マウステーピング(口とじテープ)
が有効です。
矯正歯科じん歯科クリニックでは、鼻呼吸、鼻うがい、マウステーピングの新しい習慣を取り入れることをおすすめしています。興味がある方は、お気軽にスタッフにお問い合わせください。
2022/01/12
1、あいうべ体操とは
あいうべ体操とは、「あ」「い」「う」「べ」の4つの発音により、口元および舌の筋肉を鍛える訓練法です。みらいクリニック(福岡市)の内科医、今井一彰先生が考案し、全国の医療機関で取り上げられています。お口の周囲の筋肉を鍛えますので、顔のたるみやシワの改善といった美容効果があります。また、舌の筋肉を鍛えることで、いわゆる口呼吸の癖を正す効果も期待できます。
2、あいうべ体操の内容
主に次の4つの動作を順にくり返します。声は出さなくても効果は得られます。
(1)「あー」と口を開ける
(2)「いー」と口を横に広げる
(3)「うー」と口を強く前に突き出す
(4)「ベー」と舌を突き出し、かつ下方向へ伸ばす
上記を1セットとし、1日に計30セットを目安に行います。お風呂あがりや運動の後は体全体の血流が良くなっているタイミングですので、それに合わせて行うとより効果的です。毎日行うイベントに合わせて行うようにすると、習慣づけにつながります。
3、あくまでも痛くない範囲で
あいうべ体操は、口と舌を大きくしっかり動かすことがポイントです。しかし、顎関節症やお口や首周囲の手術をした後などは、体操の際に痛みがあって動かしにくいかと思います。痛みの無い範囲で、また4つすべて行うのではなく、開口させる「あ」と「べ」は軽めにして「い」「う」をしっかり行うなど、体操内容を調節してみることもあります。
矯正歯科じん歯科クリニックでは、このあいうべ体操を推奨しています。
また、院長は、あいうべ体操アドバイザー「息育指導士」(あいうべ協会)です。
詳しい内容につきましては、お気軽にお声掛けください。
2021/12/24
「歯列矯正」と聞くと、どのようなことを連想されますか?
口の中にギラギラと光る矯正装置が思い浮かぶのではないでしょうか。子供時代にギラギラと光る矯正装置をつけていても、そこまで気にすることはないと思われるかもしれません。
でも大人になって歯列矯正を検討される方にとって、ギラギラと光る矯正装置に苦手意識を感じる方もたくさんおられることでしょう。
でもそんな心配は無用です。現在では矯正装置の種類も進化し、従来よりも格段に目立ちにくいものも数多く出てきています。
たとえば矯正装置が歯の色に近い白さで、装着していてもほとんど目立たないセラミック製のブラケットならばギラギラと光ることもありません。
また歯の裏側に矯正装置をつける舌側矯正(裏側矯正)という方法もあります。
これであればよほど大きく口を開けない限りは、他人に矯正装置をつけている事を気づかれにくいです。
さらにワイヤーを一切使わず、透明なマウスピース型の矯正装置を用いて歯を動かす治療もあります。
こちらも装置をつけていることが目立ちにくく、ワイヤー矯正や舌側矯正(裏側矯正)に比べて取り外しできる点が最大の特徴です。
矯正装置が目立つからイヤ!と言って矯正治療自体をあきらめるのではなく、まずは矯正歯科じん歯科クリニックまでご相談ください。
患者様の要望に沿える治療方法を提案し、できる限り患者さんのご要望にお応えいたします。
2021/08/04
歯の裏側に矯正装置を装着して歯を綺麗に並べていく「舌側矯正(裏側矯正)」ですが、人と話す時に装置が目立ちにくいことから、女性や接客業の方に人気の治療方法です。
舌側矯正(裏側矯正)のデメリットの1つとして「矯正治療中は話しにくい」といったものがあります。これは、歯の裏側についている装置が舌に当たり、発音しにくくなってしまうからです。
特に、舌を上顎前歯舌側の歯ぐき付近につけて発音する「サ行」、「タ行」、「ラ行」の場合には、装着直後はいつものように発音できず、しゃべり方もやや舌足らずな印象になるかもしれません。
しかし、装着から2週間から3週間も経てば慣れてしまうことがほとんどで「いつの間にか気にならなくなった!」という方が多いです。そこまで心配せず、まずは様子をみてみましょう。
話し方やしゃべり方が慣れるかどうか心配な方や、装置を装着して慣れるまで待てない方は、唇側矯正(表側矯正)やマウスピース型カスタムメイド矯正装置をおすすめします。
当院では、さまざまな矯正治療の方法をご用意しておりますので、お気軽にご相談してくださいね!
2021/07/28
歯の裏側にブラケットやワイヤーなどの矯正装置を装着する「舌側矯正(裏側矯正)」ですが、矯正装置が表側からほとんど見えないため、目立ちにくい矯正治療として人気があります。
しかし、目立ちにくいというメリットがフォーカスされがちですが、舌側矯正(裏側矯正)治療をする上で注意してほしいことがあります。
舌側矯正(裏側矯正)で大事なことは「しっかりとホームケアを行う」ということです。舌側矯正(裏側矯正)は歯の裏側に装置がついているために、ご自身の目で見ることが困難です。そのため、歯磨きがしにくく汚れがたまりがちになります。
特にむし歯のリスク(カリエスリスク)が高い人は、普段から汚れや歯垢(プラーク)を溜めないことや、糖分を頻繁に摂取しないことが大切です。
むし歯ができてしまい、治療が必要になると、矯正治療を中断する原因になりますので注意してください。また、むし歯の他に歯周病のリスクが高い人もプラークは禁物です。歯周病になってしまうと、歯ぐきが腫れて出血しやすくなり、矯正治療が長引く原因になります。なお、歯周病が重度になると、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶け、歯がグラグラし始め、最終的に歯が抜けてしまうこともあります。
せっかく綺麗に並べた歯がそんなことになってしまったら悲しいですよね。むし歯や歯周病の予防として、しっかりと正しい歯磨きをしましょう!