マウスピースを用いた治療(保険診療)
睡眠時専用マウスピース(ナイトガード)やスポーツ用マウスピース(マウスガード)のご相談なら当院へ!
「歯ぎしりがひどくて困っている」
「ラグビーの試合で口の中の怪我が心配」
歯ぎしりや激しいスポーツなどで、奥歯をぎゅっと咬みしめることはありませんか?強い力で食いしばると歯だけではなく、顎にもダメージを与えます。就寝中や競技中の食いしばりは、マウスピースで歯にかかる力をコントロールすることができます。
当院では、役割と効果に合わせたマウスピースを提供しています。スポーツから夜間の歯ぎしり・食いしばりの防止まで、オーダーメイドのマウスピースをお作りしますので、お気軽にご相談ください。
睡眠時専用マウスピース(ナイトガード)で夜間の歯ぎしり・食いしばりをコントロール
朝起きたとき顎に痛みや違和感があるとしたら、眠っている間に歯ぎしりをしている可能性があります。歯ぎしりがあると奥歯を強く咬みしめるため、歯や歯周組織に負担がかかります。
歯ぎしりで歯にかかる力は食事をするときの2倍になるといわれ、ひどくなると歯がすり減ったり根が割れることがあります。また、歯ぎしりがひどくなると顎関節症を引き起こし、頭痛や肩こり、腰痛などの全身症状が現れることもあります。
睡眠時専用マウスピース(ナイトガード)は、夜間の歯ぎしり・食いしばりから歯や顎を守るために使用されるものです。装着して就寝することで、歯ぎしりをコントロールして、歯や顎の骨にかかる負担を軽減します。お口の形に合わせてオーダーメイドで製作しますのでジャストフィットし、就寝中にズレたり外れることがありません。
睡眠時専用マウスピース(ナイトガード)には、ソフトタイプとハードタイプがあります。それぞれメリットやデメリットがありますが、当院では、夜間の歯ぎしり・食いしばりから歯を守りたいのであれば、ハードタイプのナイトガードをお勧めします。
※睡眠時専用マウスピース(ナイトガード)は保険適用で作ることができます。詳しくはご相談ください。
スポーツマウスガードでパフォーマンスを高める
ラグビーや格闘技などの激しいスポーツは競技中の怪我が多く、ぶつかり合った衝撃ですり傷や打撲、骨折はもちろん、お口の中を傷つけたり、脳しんとうを起こすことがあります。プレイ中の怪我を防ぐために、競技中はスポーツマウスガードの装着を義務づけているスポーツもあります。
●スポーツマウスガードの装着を義務づけている競技
アメリカンフットボール / 高校ラグビー / ボクシング / キックボクシング / 女子ラクロス / 極真空手 / アイスホッケー / インラインホッケー
スポーツマウスガードの効果
市販のマウスガードもありますが、微調整が難しく適合性や安全性を考えるとあまりお勧めできません。当院では歯型を採りオーダーメイドで製作しますので、安心してお使いいただけます。また、マウスガードの調整や診査、使用に際しての口腔衛生指導も行います。
<スポーツマウスガードの効果>
- 歯への衝撃を和らげる
- お口の中の怪我を防ぐ
- 頭部への衝撃を和らげる
- 運動能力を高める
●口腔内の怪我を防ぐ
スポーツマウスガードには、衝撃を吸収する効果があります。ぶつかったときに起きる、歯・唇・舌などお口の中の損傷を防ぎます。また、マウスガードがクッションになって脳に伝わる衝撃を和らげ、脳しんとうの発生率や重症化するのを抑えます。
●運動能力を高める
もう1つの効果に運動能力の向上があります。ゴルフや野球などのプレイ時、奥歯をぎゅっと咬みしめて踏ん張ることがあります。このとき、咬み合わせが悪いと力がうまく入りません。
お口の形状に合わせて製作したカスタムメイドのスポーツマウスガードは、咬みしめたときに均等に力が入って瞬発力が高まり、コストパフォーマンスを最大限に引き出します。
睡眠時無呼吸症候群の治療用マウスピース
当院では、医科でいびきや睡眠時無呼吸症候群と診断を受けて、検査結果と紹介状をお持ちの患者さんに対して、いびきや軽度から中等度までの「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の治療のために、マウスピース(スリープスプリント)を作成しています。
睡眠時無呼吸症候群の治療で使うマウスピース(スリープスプリント)は、寝ているときに使う特殊なマウスピースで、マウスピースを装着すると下顎が前方に誘導され、上気道(空気の通り道)を広がります。上気道が広がって、就寝中でも喉が狭くなったり詰まることがなくなり、いびきや睡眠時無呼吸症候群を改善します。
睡眠時無呼吸症候群の原因
呼吸が止まっている状態が10秒間続き(無呼吸)、無呼吸が1時間に5回以上、もしくは1晩に30回以上続く症状です。呼吸が止まる原因は2タイプありますが、もっとも多いのは上気道が狭いため、呼吸の通り道を十分確保できずに呼吸が止まる「閉塞性睡眠時無呼吸」です。上気道が狭くなる要因は、扁桃の肥大や肥満、舌の付け根やのど仏で喉や上気道を塞いでしまうことが挙げられます。
マウスピースの製作
マウスピース型矯正装置(スプリント)治療で使用するマウスピースの製作には、歯科医師の経験が重要です。当院は、矯正治療の知識と経験が豊富で、CTやセファロ分析を用いて診断を行っていますので、フィットしやすい装置に仕上げられます。
睡眠時無呼吸症候群で使用するマウスピースは、保険診療と自由診療の2種類があり、当院では両方に対応しています。患者さんの症状やご要望を考慮した上で、ご提案いたします。
- 保険診療:サイレンサーなど
- 自由診療:ソムノデントMASなど
睡眠時無呼吸症群の診断は難しく、診断を誤ると適切な治療ができません。医科で検査と診断を受け、マウスピース(スリープスプリント)が適応と認められた場合、医科からの紹介によって歯科でマウスピース(スリープスプリント)を作製することになります。
睡眠時無呼吸症候群のマウスピース(スリープスプリント)療法のメリット・デメリット
<メリット>
- 医科により適応と認められた場合、保険診療になる
- コンパクトで携帯が便利であり、装着が簡易
<デメリット>
- 初めのうちは顎の痛みや違和感があるが、徐々に馴染んでほとんどの方は数ヶ月後で慣れる
- 総入れ歯をお使いの方、重度の顎関節症の方は適応できない
鼻洗浄でいびきや鼻づまりを解消!マウスピースの装着も楽になります
歯並びや咬み合わせが悪くなる要因の一つに、口呼吸があります。口呼吸は、文字通りお口で息を吸う方法です。口の筋肉の衰え、幼い頃の指しゃぶり、鼻のトラブルや肥満などがあると、無意識のうちにお口で呼吸をするようになります。
口呼吸が招く(歯並び・咬み合わせ以外の)さまざまなトラブル
●むし歯・歯周病など口腔内のトラブル
お口の中が乾燥すると、ドライマウスになって唾液の分泌量が減ります。唾液には細菌を洗い流す自浄作用がありますが、それができなくなって細菌が繁殖しやすくなります。そのため、むし歯・歯周病、口臭などのトラブルが起きるのです。
●睡眠時無呼吸症候群
口呼吸で寝ていると、舌の位置が後ろに下がって軌道が塞がれて、睡眠時無呼吸症候群を起こしやすくなります。
●起きた時に喉がヒリヒリする
鼻や鼻腔は体内からの水分喪失を最低限に留めながら呼吸(ガス交換)を行う器官です。口呼吸はどんどん水分が逃げて喉や舌が渇きやすくなります。
●食事の際にクチャクチャ音がする
鼻呼吸ができないと食事中も口を閉じられず、口で呼吸をしながら物を食べ、クチャクチャ音がしてしまうことがあります。
鼻洗浄のすすめ
当院では、口呼吸によるお口のトラブルを防ぐために、鼻洗浄を使った鼻うがいをお勧めしています。専用の洗浄剤で鼻の中を綺麗にする洗浄方法で、鼻腔内に付着している異物やウィルスを除去できて、風邪やアレルギーを防ぐ効果が期待できます。一方、口呼吸により「ポカン」とお口を開け続けていると、唾液が少なくなりむし歯や歯周病の原因になります。
また、鼻うがいは世界三大伝統医学のアーユルヴェーダで昔から使われてきた健康法で、痛みはなく、とてもスッキリします。お子さま(自分で鼻がかめる4歳以上)からご年配の方まで、初めてでも簡単にできます。
これらのことからも、鼻で呼吸をすることがあらゆる意味でとても大切であることがおわかりになると思います。しかし残念ながら現状は、とても多くの患者さんに口呼吸の兆候が見られるのです。
当院でお勧めの鼻うがいは今までにないボトル形状で、お子さまからご年配の方まで、初めてでも簡単に使用できます。ミサトールリノローションは、慢性上咽頭炎に有効で、上咽頭用の鼻洗浄器(鼻うがい)です。専用洗浄剤には青梅搾汁濃縮液を用いております。
ちなみに当院院長とスタッフで使用してみましたが、イメージに対して特に痛みがなく、スッキリした気分になりました。きっと多くの患者さんにも喜んでいただけると思います。
<当院で取り扱っている鼻洗浄器>
サイナスリンス
フロー・サイナスケア
ミサトールリノローション
<当院が推奨している鼻洗浄器>
ハナクリーンEX
ハナクリーンα
ハナオート
マウステープ(口とじテープ)のすすめ
本来、鼻から息を吸って吐いているはずの呼吸ですが、さまざまな要因から知らず知らずのうちに口で呼吸をすることが当たり前になっていることも少なくありません。
歯を失う原因となるむし歯や歯周病は、生活習慣を見直すことで予防が可能ですが、近年さらに重要視されているのが「口呼吸」による健康障害です。
当院では歯や歯肉のみだけではなく口元もしっかり診査しております。また、顎関節症や頭痛、頭重などの不定愁訴の原因ともいわれています「くいしばり、歯ぎしり 」などもチェックします。
この習慣化した口呼吸を改善し、本来備わっている免疫力を低下させない呼吸を取り戻すため、寝ている間の無意識の口呼吸を鼻呼吸へと変えるサポートとして開発されたのが 『 口とじテープ 』 です。
皮膚の負担を抑えたテープ。ケース付きで、ゴミや埃の付着を防げて衛生的です。口に貼って寝るだけで、いびきや口呼吸を抑え鼻呼吸をサポートをしてくれます。
<当院で取り扱っているマウステープ>
優肌絆®口とじテープ